なぜ女性の登用は進まないのか

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こんにちは。

kobaです。
オリンピックの森会長さんが辞任の意向を表明されましたね。

確かに発言が発言で問題があったし、謝罪会見と言いながら誤ってる風には1ミリも見えなかったし、辞任会見にしても…逆切れ?みたいな。
発言の真意や森さんのこれまでの功績がどうのこうのという事を差し引いて余りあるほどの問題発言であったのは事実ですよねぇ。
で、今回この記事を書いたのはある人に「お寺さん関係でも女性の役職者が少ないのはどうしてですか?」と聞かれたことに端を発しています。
私なりの個人的見解ですが、以下お読み頂き、ご意見お叱りを頂ければと思います。

なぜ女性の登用は少ないのか。

日本の国会議員にしても女性の割合は大体14%で、世界的に見て165位なんだそうです。

それ以外の組織でも、やはり女性が少ないのは見ても歴然としてますよねぇ。

じゃあ、どうして色んな組織で女性の登用が少ないのか。私なりの見解です。

責任無き権利が飛び交っているから

余談ですが、私は寺院関係の宗派の会議や機関に所属させてもらっています。

そんな中でもやはり女性の割合は少ないです。

まぁ住職さんが圧倒的に男性が多く、これはまだ男系世襲寺院が多いからだと思います。

ちなみに世襲に関して議論すると話が逸れるのでここでは触れないでおきます。また別の機会に。

教区(宗派における地区ブロック)の会議での事。

女性の役員さんが『もっとこういう協議期間に女性を登用してほしい』と意見をされた事がありました。

でもその途端、一様に皆さん「口をつぐむ」のです。

これは宗派の会議だけに限らず色んな場面で同様です。

これはどうしてだろうと私なりに考えてみると

根回しの煩わしさが想定出来る

からかなぁと。

先程の宗派の会議での件で言えば、女性を推薦するとなると誰が良いのか検討しなければなりません。

そして検討したら打診・回答を頂く。

これは男性でも同じですが、一つだけ違うのは『今までほぼ前例の少なかった所に入る』という事です。

いわば『火中の栗を拾う』感じです。

とある会議にて、「もっと女性を」と提議した女性が「それなら◯◯の役をあなたが受けてほしい」と打診したら「いや、私には無理」とあっさり断られたそうです。じゃあ誰かを推薦して、となったら「いや、皆で考えましょう」と。

で、女性のいない/少なかった場に女性を、となるとその会議の規約に抵触する事があります。

先ほどの宗派の会議だったら「住職である事」とかね。

じゃあ時代遅れの規約なんて直せばいいじゃないかと簡単に言う人はいますが、これが結構時間かかるし、浅い議論で規約を変えたりすると「密室で決めた」みたいに後で突っ込まれたりします。

だから人選ほど難しいことはないのです。

権利を主張するなら責任が伴います。面倒臭い根回しと規約改訂の為の会議・書類がヤマほどありますが、常に権利と責任はワンセット。

もっと女性が活躍する社会に

じゃあ女性がもっともっと役職に当たり、活躍する為にはどうしたら良いかというと

あなたが女性なら何処かの期間の役職に立候補する

身近な所では町内会でもいいでしょう。

私どもの宗派なら門徒会や推進員の協議会など。

大きくいけば市会議員や県議会議員、果ては国政。

あなたが女性ならSNSで声を上げるよりも一歩外へ出て根回しを始めてはどうでしょう。自分が無理なら同じ女性で誰かを推薦してはどうでしょう。

推薦して打診すると嫌な顔をされるかもしれません。でも、根回しと門前払いは人選には付き物です。根気よく行くしかありません。

もちろん、推薦する先の組織にどういう歴史的背景があって、どういう構成員で、どんな規約があるのかを確認した上で。

あなたが男性なら女性が進出していく段階で、今まで女性が担ってきた仕事を進んでやってはどうでしょう。家事育児は言うに及ばず、地域のコミュニティ・学校の保護者の懇談会等々。

女性ばかりの場に男が一人で行くと完全にアウェーですが、近年は段々とその様子も変わってきましたので時間の問題でしょう。

男だからとか女だとか言う前に、まず飛び込んでみると変わるかもしれません。

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freeブロガー兼・実験系YouTuberです。 お寺生まれ・お寺育ち。 元京都の呉服問屋での営業マン。現在・応永山淨照寺住職。【 趣味】釣り・筋トレ・ゲーム・読書・ガンプラ作り 【生年月日】1977年1月25日【血液型】AB型 【星座】水瓶座【保有資格】日商簿記3級・2級ファイナンシャルプランナー
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