書評~自業自毒~

書評

kobaです。

今年の6月30日をもって、新潟県ローカルのFMラジオ局「fmport」が停波・閉局しました。
実はこのfmportというのは新潟県民では知らない人はいないFM局です。
そして五大都市(東京・名古屋・大阪・札幌・福岡)以外の地域で初めて開局した2局目の民間FMラジオ放送局だそうです。
自主制作の番組のみ放送されるので、地域密着のラジオ局でした。パーソナリティーさんも個性が裕でファンも多いのでとても愛された放送局でした。
それ故に停波・閉局を嘆く、いわゆる「portロス」がSNSや私の知人の間でも、あちこちで叫ばれました。その停波した時のkobaの様子は閉局した当日の投稿です。

このfmportには朝の人気番組「モーニングゲート」略して「モーゲー」なる番組がありまして、そのパーソナリティさんが『遠藤麻理』さん。
「歯に衣着せぬ」トークが最大の魅力の遠藤さん。その面白さは文字では伝わりません。
なんとこの「モーゲー」の最終回がYouTubeでアップされていますので、もしよければそちらもサラッと聞いてみてください!(^^)!

FM PORT MORNING GATE 最終回 遠藤麻理

 

この方が本二冊出されているのですが、この二冊目の方を今回は購読。

では以下、レビュー本編です。

基本データ

  • 著者…遠藤麻理
  • 出版社…新潟日報事業社
  • 価格…本体1400円+税
  • ページ数…240P
  • 初版…2019年6月30日

著者紹介

遠藤麻理(えんどうまり
6月14日生まれ、新潟県出身。様々な職業を経て、2000年新潟県民エフエム放送(FM PORT)に開局から携わり、担当番組「MORNING GATE」は17年を越える。著書に『自望自棄 わたしがこうなった88の理由』がある。
※巻末より転記

本の概要

本書は新潟県内で発行されている『月刊キャレル』に連載されたエッセー「四畳半日記」(2017.7月~2019年6月)と、FM PORTの「MORNING GATE」で放送された「遠藤コラム」の中から抜粋し、大幅に加筆修正を加えたものということです(「はじめに」より)。
それに加え、第四章「〇〇と平成とわた史」が書き下ろしで加えられています。
<各章の概略>

  • まえがきにかえて
  • 第一章 四畳半日記(2017.7~2018.6)
  • 第二章 四畳半日記(2018.7~2019.6)
  • 第三章 遠藤コラム
  • 第四章 ○○と平成とわた史
  • マーリーの法則
  • あとがき

<本の仕様>
表紙にはタイトル・著者名とともにイラストが配置されています。
このイラストについて遠藤さんが「帯がかかった状態ではほくそ笑んでいるように見えますが、帯を外してみると泣きたいのをグッと噛みしめているようにも見えます」と触れています。
確かになんとも言えない、喜怒哀楽のどれなのか読み取りにくい表情にも見えて秀逸です。
中身はわら半紙のような紙が使われているのですが、白すぎないので目がチカチカしなくて読みやすいです。

作品の背景

一冊目の「自望自棄」は割とすんなりと進行したが、本二作目はタイトル・帯・表紙まで会議で意見が真っ二つに割れるまでの白熱。
そして稿了前の原稿を大幅に修正したというおそろしい情報が「はじめに」で書かれています(;’∀’)。

全体的に月刊紙のコラムなので短めで読みやすいです。
ラジオでは時々?宣伝もしておられたので気にはなっていましたが、今回のFM PORTの閉局が決まり、最終放送日ギリギリ前に購入しました。

この本のおすすめポイント

第三章に「何もないがある」という内容のコラムがあります。
さして特技やスキル的なものが何もない、と。
でもその「何もない」というのがほんとにいい、とリスナーさんからもラジオの中で言われていました。
考えてみれば特技やスキルが何も無いという人は多いんじゃないでしょうか。

かくいうkobaもそうです。
特にないなぁ…人様に言うほどのことが。

で、全般的にこの本ではそういう感じで特に「コレ!」というアピールも無く突き刺さる内容や主義主張も無く。
なのに、どことなく記憶に残る、また開きたくなる、どーでもいい話のオンパレード。

そうそう、MORNING GATEではこういう「どーでもいい話」がたくさん取り上げられていました。↑のYouTube動画のなかでも確か中盤あたりで

『どーでもいい話選手権』

というのをやっています。
ホントにこれ以上ないくらい「どーでもいい話」がオンパレードです。
そのマインドで、この本でもとにかく記憶に残らない、どーでもいい話がギュッと詰まっていますww

最後に

笑える話やどーでもいい話が延々と続くのですが、本書の「あとがき」のところで『マーリーの法則』というものが突然出ます。
これがまた、かなり

言い得て妙

なのです。
例えば

●IQより愛嬌
●悔やむのは、いつも結果じゃなく過程
●明るく前向きな歌を歌っている人ほど根は暗い

などなど。
うーん、確かにIQより愛嬌って大切です。頭良い人よりも「よく言うわー」みたいな『お愛想』の人って憎めないですよね。
そして「あの時こうしておけば良かった~」というのは結果じゃなく過程に対する後悔ですよね。でもこの本の中で一番印象的だったのはこの言葉です。

今を生きている人は、今を意識していない

それ、確かにある。
毎日って、よくわからんうちに終わっていきますよね。
だから「今を大切に」って言葉は実は将来を見ている。今を見ていない。

皆さんは、どこを見ていますか??

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